2022/11/13 15:42

とっても嬉しかった想い出の取材。


それは2022年6月号「SPUR」の「趣味特集」にて。


仕事柄、ファッションスナップなどでお話をいただくことは何度かあったのですが、
まさか趣味の着物で、しかも憧れの「SPUR」さんに。

華やかすぎない「おしゃれ着」が良いのかなと思い、
着用したのは、「万筋」の江戸小紋に牡丹柄の名古屋帯、さらに桜貝の牡丹の帯留めを合わせました。

「万筋」というは、とってもとっても細い縞模様の江戸小紋の柄の名前です。

そもそも「小紋」とは、細かい模様が繰り返し生地の全体に入っている着物そのものを指しますが、
その中での「江戸小紋」というのは、一見すると絵柄がない「色無地」に見えるけれど、実はとっても細かい型染めが施されているのが特徴。
江戸時代の「ぜいたく禁止令」を受けて、着物の豪華な絵柄が取り締まりを受けた時代に発展したとも言われています。

個人的には、シックな「江戸小紋」は一枚持っていると万能選手として活躍してくれるのでオススメです。
帯の合わせ方で、カジュアルにも、よそ行きのおしゃれ着としても着用できます。

「色無地」というのは、「小紋」よりも格が高い着物のことなので、江戸小紋はその「間」として着用できる訳です。

でた・・!着物のの話し・・・!
と、思われる方もいらっしゃるかもしれないのですが、覚えてしまえば意外と簡単です。
それはまた次の機会にて。